アイデア発想用プロンプトのまとめ
はじめに
本記事では、LLMを用いたアイデアを生み出すための包括的なプロンプト集です。
クリエイティブな「発散」、ユーザー中心の「共感」、論理的な「戦略」、そして飛躍的な「ひらめき」まで、用途に合わせて適切な手法を選択し、コードブロックの内容をコピーしてご使用ください。
目次
1. [既存の改善・深掘り(Re-design & Deep Dive)](#1-既存の改善深掘りre-design--deep-dive)
- [SCAMPER法(多角的改善)](#scamper法多角的改善)
- [第一原理思考(本質の追求)](#第一原理思考本質の追求)
- [制約思考(Resource Constraints)](#制約思考resource-constraints)
2. [ユーザー視点・多角的視点(Empathy & Perspectives)](#2-ユーザー視点多角的視点empathy--perspectives)
- [ペルソナ × カスタマージャーニー](#ペルソナ--カスタマージャーニー)
- [六帽思考法(Six Thinking Hats)](#六帽思考法six-thinking-hats)
- [ロールプレイング(多視点ステークホルダー)](#ロールプレイング多視点ステークホルダー)
3. [未来予測・戦略策定(Future & Strategy)](#3-未来予測戦略策定future--strategy)
- [バックキャスティング(逆算思考)](#バックキャスティング逆算思考)
- [シナリオプランニング(不確実性への対応)](#シナリオプランニング不確実性への対応)
4. [構造化・分析的発想(Structured & Analytical)](#4-構造化分析的発想structured--analytical)
- [マンダラチャート(放射思考)](#マンダラチャート放射思考)
- [クロスSWOT分析(戦略的整合)](#クロスswot分析戦略的整合)
- [ブルー・オーシャン戦略(ERRCグリッド)](#ブルーオーシャン戦略errcグリッド)
5. [飛躍・強制発想(Lateral Thinking)](#5-飛躍強制発想lateral-thinking)
- [アナロジー思考(異分野借用)](#アナロジー思考異分野借用)
- [形態分析法・マッシュアップ(強制結合)](#形態分析法マッシュアップ強制結合)
- [逆転思考(Worst-Case Analysis)](#逆転思考worst-case-analysis)
- [ランダム刺激法(強制連想)](#ランダム刺激法強制連想)
## 1. 既存の改善・深掘り(Re-design & Deep Dive)
既存の製品・サービスやアイデアがある状態で、それをブラッシュアップしたり、本質的な価値を見直したりするための手法です。
### SCAMPER法(多角的改善)
既存のアイデアを7つの切り口で強制的に変化させます。
# 命令
あなたはクリエイティブなプロダクトデザイナーです。
以下の[テーマ]について、SCAMPER法を用いて新しいアイデアを提案してください。
# テーマ
[ここにテーマや製品名を入力]
# SCAMPERの観点
1. 代替 (Substitute): 人、物、ルールを他で置き換える
2. 結合 (Combine): 他の機能やサービスと組み合わせる
3. 適応 (Adapt): 他分野のアイデアを取り入れる、環境になじませる
4. 修正 (Modify): サイズ、形状、属性を変更・拡大・縮小する
5. 転用 (Put to another use): 全く別の目的や市場で使う
6. 削除 (Eliminate): 不要な機能や工程を削ぎ落とす
7. 逆転/再編 (Reverse/Rearrange): 順序を逆にする、役割を入れ替える
# 出力形式
各項目について:
- 具体的なアイデア案(箇条書きで3つ)
- その中で最も効果的な案の実現イメージとメリット
### 第一原理思考(本質の追求)
常識や既存の慣習を疑い、要素を最小単位まで分解してから再構築します。
# 命令
あなたは第一原理思考を駆使するストラテジストです。
[テーマ]について、既存の常識を捨ててゼロベースで再構築したアイデアを出してください。
# テーマ
[ここにテーマを入力]
# 手順
1. 【分解】: テーマの目的を「なぜ?」を5回繰り返して深掘りし、物理的・事実として確実な「根本的な真実(構成要素)」だけをリストアップしてください。
2. 【再構築】: リストアップした要素だけを使い、既存の慣習にとらわれない新しい解決策を3つ組み立ててください。
3. 【選定】: 最も革新的かつ実現可能性のある1案について、MVP(実用最小限の製品)の仕様を定義してください。
### 制約思考(Resource Constraints)
あえて厳しい制約を課すことで、コストパフォーマンスの高いアイデアや、抜本的な工夫を引き出します。
# 命令
[テーマ]について、以下の厳しい制約条件下でも成立する画期的なアイデアを考案してください。
# テーマ
[ここにテーマを入力]
# 制約条件
1. 予算: ほぼゼロ(または現在の1/10)
2. 人員: 1人のみ
3. 時間: 1週間でローンチ
4. 技術: 既存の無料ツールのみ使用
# 出力内容
- 制約を逆手に取ったアイデアリスト(5つ)
- 選んだベストアイデアの実行プロセス
- 制約があるからこそ生まれる「独自の強み」---
## 2. ユーザー視点・多角的視点(Empathy & Perspectives)
自分以外の視点になりきることで、見落としていたニーズや課題を発見する手法です。
### ペルソナ × カスタマージャーニー
特定のユーザーの行動プロセスを分解し、各段階での感情や課題にアプローチします。
# 命令
以下のターゲット設定に基づき、ユーザー体験を時系列で分析し、各段階での課題解決アイデアを出してください。
# テーマ/製品
[ここにテーマを入力]
# ターゲット設定
- 年齢/性別/職業: [例: 30代独身男性、会社員]
- 性格/課題: [例: 合理主義だが時間は常にない]
# カスタマージャーニー分析ステップ
以下の各フェーズにおける「ユーザーの思考・感情」「直面する課題」「解決アイデア」を表形式で出力してください。
1. 認知(課題に気づく)
2. 情報収集・比較
3. 購入・契約
4. 利用・体験
5. 継続・共有
# 最終提案
ジャーニー全体を通して、最も顧客満足度を高める「キラー機能」または「サービス体験」を1つ具体化してください。### 六帽思考法(Six Thinking Hats)
6つの異なる思考モード(客観、感情、批判、肯定、創造、管理)を切り替えて検討します。
# 命令
プロジェクト「[テーマ]」について、六帽思考法(Six Thinking Hats)を用いて多角的に分析・アイデア出しを行ってください。
# テーマ
[ここにテーマを入力]
# 6つの視点
1. 白の帽子(客観的): 数字、データ、事実に基づいた情報は?
2. 赤の帽子(感情的): 直感、感情、好き嫌いで言うと?
3. 黒の帽子(批判的): リスク、懸念点、最悪のケースは?
4. 黄の帽子(肯定的): 利益、価値、メリット、希望は?
5. 緑の帽子(創造的): 新しい選択肢、代替案、革新的なアイデアは?
6. 青の帽子(管理的): ここまでの議論のまとめ、次に取るべきアクションは?
# 出力形式
各視点ごとの意見と、総合的な結論をまとめてください。
### ロールプレイング(多視点ステークホルダー)
経営者、現場、反対派など、立場の違う人物になりきって議論させます。
# 命令
[テーマ]について、以下の4人の異なる立場の人物になりきって議論し、それぞれの視点からのアイデアを出してください。
# テーマ
[ここにテーマを入力]
# 登場人物
1. 経営者(利益とスピード重視)
2. 現場担当者(実務の負担と効率重視)
3. ヘビーユーザー(機能へのこだわり重視)
4. 辛口の批評家(欠点の指摘重視)
# 出力内容
1. 各人物の主張と提案(各2つ)
2. 全員の意見を統合・調整した「バランスの取れた解決策」## 3. 未来予測・戦略策定(Future & Strategy)
時間軸を操作し、現在ではなく未来の視点から現在のアクションを決定する手法です。
### バックキャスティング(逆算思考)
理想の未来から逆算して、今やるべきことを導き出します。
# 命令
[テーマ]について、目標から逆算するバックキャスティング思考でロードマップを作成してください。
# テーマ/目標
[テーマまたは達成したい目標を入力]
# 時間軸設定
期間: 現在から[例: 10年後]
# 手順
1. 【未来の描写】: 目標が完全に達成された理想の状態(100%)を、社会情勢や技術変化を含めて具体的に描写してください。
2. 【中間地点】:
- 50%達成時点([例: 5年後])の状態と必要なリソース
- 25%達成時点([例: 3年後])の状態と必要なリソース
3. 【現在】: 未来を実現するために、明日から着手すべき具体的なアクションプランを3つ提案してください。### シナリオプランニング(不確実性への対応)
不確実な未来に対して複数の可能性を想定し、柔軟性を高めます。
```markdown
# 命令
[テーマ]の将来について、以下の4つのシナリオを想定し、それぞれの環境下で有効なビジネスアイデアを提案してください。
# テーマ
[ここにテーマを入力]
# シナリオ分岐
1. 理想的シナリオ(技術も市場も順風満帆)
2. 現状延長シナリオ(大きな変化なし)
3. 破壊的変化シナリオ(予期せぬ技術革新や法改正)
4. 最悪シナリオ(市場縮小や強力な競合出現)
# 出力内容
各シナリオにおける:
- 具体的な状況描写
- その状況下での勝ち筋となるアイデア
- 全シナリオ共通で備えておくべきリスク対策## 4. 構造化・分析的発想(Structured & Analytical)
ロジカルなフレームワークを用いて、抜け漏れなくアイデアを広げたり、戦略的な勝機を見出す手法です。
### マンダラチャート(放射思考)
1つのテーマを中心におき、関連する要素を8方向に広げ、さらにそれを深掘りすることでアイデアを量産します。
# 命令
[テーマ]を中心としたマンダラチャートを作成し、具体的なアクションプランまで落とし込んでください。
# テーマ
[ここにテーマを入力]
# 手順
1. 【第1階層】: テーマを達成・実現するために必要な8つの要素(基礎体力、技術、メンタル、環境など)を挙げてください。
2. 【第2階層】: その8つの要素それぞれについて、さらに具体的な行動目標やアイデアを8つずつ展開してください(計64個のアイデア)。
3. 【選定】: 出てきたアイデアの中で、最も即効性があり、かつ効果が高いものを3つピックアップしてください。### クロスSWOT分析(戦略的整合)
内部環境(強み・弱み)と外部環境(機会・脅威)を掛け合わせ、具体的な戦略オプションを導き出します。
# 命令
[テーマ]についてSWOT分析を行い、さらにそれらを掛け合わせた「クロスSWOT」で戦略アイデアを立案してください。
# テーマ
[ここにテーマを入力]
# 手順
1. 【SWOT分析】
- Strengths (強み): 内部の有利な点
- Weaknesses (弱み): 内部の不利な点
- Opportunities (機会): 外部の追い風、市場のチャンス
- Threats (脅威): 外部の逆風、競合や規制
2. 【クロス分析アイデア】
- 積極化戦略 (強み×機会): 強みを使ってチャンスを最大化するアイデア
- 差別化戦略 (強み×脅威): 強みを使って脅威を跳ね返すアイデア
- 改善戦略 (弱み×機会): チャンスを逃さないために弱みを克服するアイデア
- 防衛戦略 (弱み×脅威): 最悪の事態を避けるための撤退・縮小・防衛案### ブルー・オーシャン戦略(ERRCグリッド)
既存の競争軸から脱却し、新しい市場を開拓するための「差別化」を検討します。
# 命令
[テーマ]について、競合他社との競争を無意味にする「ブルー・オーシャン戦略」を、ERRCグリッドを用いて提案してください。
# テーマ
[ここにテーマを入力]
(※想定する競合や業界標準があれば記述)
# ERRCの4つのアクション
1. Eliminate (取り除く): 業界で常識とされているが、実は不要な要素は何か?
2. Reduce (減らす): 業界標準よりも大胆に減らすべき要素は何か?
3. Raise (増やす): 業界標準よりも大胆に増やすべき要素は何か?
4. Create (付け加える): 業界でこれまでに提供されていない、新しい価値は何か?
# 出力
上記4つの観点に基づいた新しいコンセプトと、それによって生まれる「新しい価値曲線」の説明。## 5. 飛躍・強制発想(Lateral Thinking)
論理的な積み上げでは出てこない、意外性のあるアイデアを生み出すための手法です。
### アナロジー思考(異分野借用)
全く異なる業界の成功モデルを借用して適用します。
# 命令
あなたはアイデアを他業界から転用するのが得意なストラテジストです。
[テーマ]に対して、全く異なる分野の仕組みを応用したアイデアを提案してください。
# テーマ
[ここにテーマを入力]
# 参照する異分野(例)
- ゲーム業界(ゲーミフィケーション、課金モデル)
- サブスクリプションビジネス(Netflix、Spotify型)
- 自然界・生物模倣(バイオミミクリー)
- ファストフード(マクドナルド型オペレーション)
# 出力内容
3つの異なる分野を選び、それぞれの仕組みを[テーマ]に当てはめた具体的なサービス案や解決策を記述してください。
### 形態分析法・マッシュアップ(強制結合)
要素分解とランダムな組み合わせにより、新しいコンセプトを作ります。
# 命令
[テーマ]を構成する要素を分解し、意外な組み合わせを作ることで新しいコンセプトを生み出してください。
# テーマ
[ここにテーマを入力]
# 手順
1. テーマを構成する主要な変数を3〜4つ挙げる(例:場所、ターゲット、提供方法、素材)。
2. 各変数に対して、ありきたりなものから突飛なものまでバリエーションを5つずつ挙げる。
3. それらの変数をランダムに組み合わせ、ユニークで新規性の高いアイデアを5つ作成する。
4. 最も面白そうな組み合わせについて、キャッチコピーと概要を説明する。### 逆転思考(Worst-Case Analysis)
「最悪」を考えることで、逆説的に「最高」や「差別化」のヒントを得ます。
# 命令
[テーマ]について、「最悪の結果」から逆算して優れたアイデアを考案してください。
# テーマ
[ここにテーマを入力]
# 手順
1. 【最悪の定義】: 顧客が激怒する、あるいは絶対に失敗する「最悪のサービス・製品」の特徴を10個挙げてください。
2. 【反転】: その10個の特徴をそれぞれ「正反対」に変換し、解決策を考えてください。
3. 【統合】: 反転させた解決策の中から、競合他社がやっていないような独自性の高いアイデアを3つ選び、具体的な企画にまとめてください。
### ランダム刺激法(強制連想)
無関係な単語から無理やり関連性を見出すことで、脳の枠を外します。
# 命令
[テーマ]とは全く関係のないランダムな単語を触媒にして、新しいアイデアを強制的に発想してください。
# テーマ
[ここにテーマを入力]
# 手順
1. テーマとは無関係な名詞をランダムに5つ生成する(例:砂漠、冷蔵庫、忍者、深海など)。
2. 各単語の「特徴」や「イメージ」を抽出する。
3. その特徴を[テーマ]に無理やり結びつけ、新しい機能やサービスコンセプトを考案する。
4. 偶然生まれたアイデアの中から、ブラッシュアップすれば化けそうなものを1つ選び詳細化する。